店に何度か足を運んでくれて、いつも真剣にレコード探しをしている人などは別だが、 基本的に電話の問い合わせは嫌いだ。 いきなり本題に入るやつ、買いもせへんのに、 ”何ナニの何ありますか?”(何の部分はレコの名前とタイトル) この質問に僕は即答で、 ”それはありません” これはまだまし。 今日も朝から自転車で轢かれかけたときなどは、 ”あ〜〜いま売れたとこや。” これもだいぶまし。 ほんまに気分悪いときは、 ”あったら買うんかいな。そやって聞いてくるやつは98パーセント買わんぞ” (ほぼ100パーの確立ですが、そこは2歩譲って) 礼儀というものを重んじるので、いきなりの話題はやめてほしい。 ”あったらなんぼ位ですか?”の質問はタブー。 お前だけには教えたくないわ。 ”いつはいるかわかりますか?”わかりません。 そんなもん電話かけてきてそれが全部あったら 今頃ハマー2でも買うてるわい。 ほかの店でありそうなとこ知りませんか? そんなん知ってたらそこで抜いて、 お前に高う売りつけるわい。(まあ買えへんやろけど) 名前も顔も知らんのにいちいち答えてられません。 客に対して何ゆうねん。とお思いでしょうが、 またこの時点で、私には利益どころか、 何も得てません。 何やこいつ。 とお思いの方は、ホンマ電話受けてみたら、このことが理解できると思います。 もしかすると僕以上に怒るかも知れません。 きちんと電話できる人に対しては、懇切丁寧にお答えしてます。 きちんとしすぎて、冒頭に ”お忙しいところ恐れ入ります” とは言わないほうがありがたいです。 セールスと間違えて戦闘態勢に入り、 悪い頭をフル回転させて(悪知恵を出すために)、緊張するので。